STORMY EVERYDAY

世界一美しい嵐の中で歌います。

72年目 (終戦記念日)

本日は、終戦記念日

いくつかある、日本が忘れてはいけない日のうちの1日です。

 

先の戦争から72年目になりました。

72年たった今もなお、僕らには考えなければならないことや、解決しなければならない課題が残されています。

あんなにひどい惨劇を目の当たりしたのにも関わらず、日本は未だに完全に戦争から離れたとは言い難い状態です。

 

日本だけの話ではありません。世界では今もなお戦火の中にさらされている国があります。

戦争問題は国で話し合うことじゃない。ましてや政治家や権力者だけが話し合うことでもない。世界中で、世界中の人々が一緒になって話し合わなきゃいけないと思います。

 

平和の反対語が戦争じゃない。戦争の反対語が平和なんじゃない。

戦争は絶対的に戦争だし、平和も絶対的に平和なんだ。

 

 

戦争をなくすことなんて、本当は1秒もあれば出来ることなんです。

それが本当にならないのは、何故だと思いますか?

目の前が愛と平和で満たされていないのは、何故だと思いますか?

 

"文字" と "声"

紙に字を書けば、ある程度の期間残せるし、誰かに送ることもできる。

 

声は、すぐに表すことができるが、目の前に誰かいなければ伝わらない。まぁ電話とかあるけど、基本的には。

 

一番もろいのはデジタルだ。

手軽に残せるし、手軽に簡単に全世界に向けて伝えられるけど、デリート1つであっという間に消えてしまう。このブログもデジタルなんだけども。

0と1の世界は、殆ど幻なんじゃないかと感じる。

 

コミュニケーションは、常に物質的であるのかもしれない。

人間は物質だ。

 

信じられるのは、目に見えるもの、耳に入るもの、下で味わうもの、鼻で嗅ぐもの、肌で感じるもの、それくらいだ。

 


Stick With To Believe - TSUTSUGYSTORM【リリックムービー】

時代は変わる【ボブ・ディランの話】

こんちわ。TSUTSUGYSTORMです!

 

今回はボブ・ディランの話。

 

僕の一番のルーツなんじゃないかなって思うんです。

曲に表れてるかどうかはわかりませんが。

 

最初の出会いは、高校生の時。ちょうど、ビートルズを聴いた時と同じタイミングです。やっぱりTSUTAYAで借りてきたんですけどね。

 

「Freewheelin' 」ってアルバムです。殆ど理解は出来ていなかったと思います。良いなーとも思ってなかったんじゃないかな。。。

理解はしてなかったけれど、学校の行き帰りとか本読みながらとか聴いてました。弾き語りのアルバムだし、英語だし、英語の曲の中でも何いってるかわかんない分類だったので、聞き流すのに最適だったんです。笑

 

で、僕が本格的にディランにのめり込んだのはもうちょっと後で、きっかけとしては近年の作品の良さが解ってからでした。「 Together Through Life ('09) 」というアルバムだったかなと。

 

”良さが解った”と言いましたが、良さというよりも”意図”とか”手法”といった言葉の方が正確かもしれません。アコギ一本とハーモニカで歌ってた時代も、エレキ抱えてバンドを従えてロックンロールをやっていた時代も、昔を懐かしんでルーツミュージックやスタンダードナンバーをカバーする今も、実は同じ何じゃないかなと漠然と考え出してから、ディランと言う人物に対する興味がぐっと高まりました。

それからというもの、手に入る音源は可能な限り手に入れ、関連書籍も貪るように読みました。そう、好きになったのではなく、のめり込んだのです。一人の音楽家としてはもちろん、一人の人間として興味深く思ったのです。それほど謎が多く、かつ魅力的な存在なのです。これは僕だけでなく多くのディランファンがそう思ってるんじゃないかなと思うのですが。。。ディラン研究家、と呼ばれる人物、言葉が上がる程ですからね。

 

来日公演も二回程拝見いたしました。

堂々と、全身で歌うその姿は、、、あんまりこういう表現をするのは好きではありませんが、神がかっていましたね。印象的だったのは、とても楽しそうに歌っている姿でした。本当に歌うのが好きなんだ、だからずっとツアーを続けているんだと、そう感じされる表情でした。

特別なセットが組まれるわけでもなく、ちょっと暗めのスポットが幾つかあるだけのステージに、帽子の影で見えにくくなっていながらもそこにいるのは間違いなくディラン本人で、そのディランが今目の前で歌っているというその状況が信じられず、今でも不思議な想い出です。二回とも。

 

 

そんなディラン。

昨年ノーベル文学賞を受賞して、再び世間の注目を浴びました。

タイミングはどうにも不可解ですが、彼の音楽(あえて音楽とします)がこのように目に見える形で評価されることは、その度に喜ばしいものがあります。

 

 

現在76歳。 生き続ける限り歌っていてほしいです。

 

ただ、それだけを信じている 【楽曲紹介:Stick With To Believe】

梅雨が明けまして、すっかり夏。

毎年のことですが、暑いですね。8月には所々溶けるんじゃないかなって思います。

 

さて、ツツジ君は新たな楽曲を公開しました!【Stick With To Believe】という曲です。

アコースティックな曲が続いていましたが、ちょっと気分を変えてエレクトロニックなチューンを!!ではまず聴いてくださいなっ

 


Stick With To Believe - TSUTSUGYSTORM【リリックムービー】

 

英語が間違ってても突っ込まないで下さい。(調べたけど解決しなかった。。。)

 

〜歌詞・タイトルについて〜

一応、信じ続けるって意味です。

サビの裏で聴こえてるロボットヴォイスの部分に、どんな言葉を乗っけようかと考えた時に、やはり英語でないとハマらず、で、良い感じの英語ないかなーと考えた時に浮かびました。このタイトルのフレーズが一番最初に出てきて、そこから歌詞を展開させたんですね。嵐の中っていうワードもそれに絡まっていて、単なる情景描写ではありません。

 

〜曲について〜

YouTubeの説明欄に、 [ Inspired by U2 ] と書かせていただきました。

この曲はU2の "With Or Without You" という曲をヒントに生まれた曲です。


U2 - With Or Without You

この4つのコードが繰り返される中でジワジワと展開されていく感じがすごく心地よくて、しばしば聴いています。

ディレイの効いたギターなんかもまるっきりコレのイメージです。

このWith or ...はフワッと始まりますが、Stick With...はバンッと始めています。

比べるのも恐れ多いですが。。。汗

 

〜まとめ〜

近頃、シンセや808系(昔のドラムマシン)の音作りを研究しておりまして、その中で生まれたものです。本当はもっとチープなドラムの音をイメージしていたのですが、ギターが思ったより力強く入ることになってしまったため、ドラムもそれに負けないものにせざる終えなくなってしまいました。

しかし、このリフレインの感じはとても好感触かなと思っています。かけ声なんかもあって、すぐに覚えてもらえるんじゃ無いかなと思っています!!

 

 

雨、青空、涙 【曲紹介:青色の涙】

どうも、すっかり夏です。

 

昔の曲を、また一曲公開しました。【青色の涙】という曲。

まずは聴いて下さい!!

 


青色の涙 -TSUTSUGYSTORM 【2012年作】

 

五年前ですねー。音も良くないし、いかにもデモって感じの曲。

しかしながら最後の転調とか、繰り返されるフレーズとか、dimとか出てくるあたり、今に通じる音楽性を汲み取れるかなと。

 

シーズンは夏ですね。まだ梅雨も終わったんだか終わってないんだかよく分からない時期の、湿っぽい初夏。

 

「君」と「僕」が出てきますが、メインは「僕」です。

圧倒的に「君」という言葉の方が多く登場しますが、ここで常に語っているのは「僕」であって、「僕」の気持ちがストーリーにそって変化していきます。

 

「バス」っていうワードがあって、この歌のキーワードの一つなんですけど。

降りる場所はそれぞれだけれど、同じ方向へ行く人が乗り合わせている。人は各々道をつくって歩いているけれど、結局たどり着く場所は同じ。

大抵の場合は勝手に迎えにきてくれるけど、この「君」の場合は自分から呼んじゃったんですね。

 

まぁ、締まりは悪いですけど、でもポジティブな歌です。何かしら心に残ってくれたなら幸いです。

 

 

ご覧いただいている皆様、星をくれる皆様、いつもいつもありがとうございます。

引き続きお願いいたします!!

 

ではでは!!

 

 

遠く はなれている ずっと昔のうた 【甲本ヒロト & 真島昌利 の話】

前回は "初恋の嵐" というバンドのお話をさせていただきました。

急激にアクセス数も増えましたし(笑)、この勢いで僕が強く影響を受けたミュージシャンの方々を取り上げてお話してみようかなと思います。

 

というワケで今回は、甲本ヒロトさんと、真島昌利さんのお話です。

 

僕が彼らに出会ったのは、たまたまTVで見たザ・クロマニヨンズのパフォーマンス。

その時はエイトビートを歌っていました。

 

当時の僕は、知ってる音楽と言ったらヒットチャート+車の中でかかる音楽くらいで、彼らがブルーハーツのメンバーだという事さえもよく知らないチビでした。

でも出てきた瞬間呆然としてしまって、、、

ドラム、ベース、ギター、歌っ!!って超シンプル。なのにぶっ飛んでて何かよく分かんないけどカッコいい!!みたいな、感じた事の無い色んな感情やら感覚やらが交錯に交錯を重ねてしまい、しばらく何も出来なかった事を覚えています。

 

次の日父親にせがんでツタヤに直行しました。

 

そして彼らにのめり込んだ僕はクロマニヨンズを始め、ブルーハーツハイロウズ、更にはマーシーのソロアルバムと、とにかく聴き漁りました。

 

クロマニヨンズのライブを始めてみたときは、登場からスゴい迫力で。

出てきた瞬間、全力のロックンロールだったんですね。音楽はもちろん、突き上げられた拳、ジャンプ、シャウト、汗。そのすべてがその瞬間のロックンロールを作っていました。音楽は音楽だけでは創れないんだと知りました。

耳をつんざく程の大音量であったにもかかわらず、どこまでも優しい想い出です。

 

そしてそれだけでは飽き足らず、雑誌のインタビューや昔のコメントなんかも熱心によむようになりました。

すると、彼らのインタビューには、必ずと言っていい程ミュージシャンの名前が出てきます。そのラインナップは洋楽、しかも'60中心のディスコグラフィ。 もちろん僕はそれらにも興味を持ちました。

 

その結果、僕はビートルズもまともに知らないままBuddy Hollyを知り、ローリング・ストーンズもまともに知らないままMuddy Watersを知ってしまいました。僕が深い深い音楽の宇宙へ足を踏み入れた瞬間です。

 

そう、つまり僕にとって彼らは、素晴らしいロックンロールをやる人であると同時に、僕にルーツ・ミュージックの魅力を教えてくれた人でもあるのです。彼らがいなければ知り得なかった音楽は沢山あると思います。

 

今では同年代でもトップレベルのレコードコレクター(自称)。

もちろん、彼らの音楽は今も僕のプレイリストに入っています。

 

 

〜個人的よく聴きました&よく聴いてますプレイリスト〜

エイトビート (ザ・クロマニヨンズ)

・あさくらさんしょ (ザ・クロマニヨンズ)

・鉄カブト (ザ・クロマニヨンズ)

・青春 (ザ・ハイロウズ)

・いかすぜOK (ザ・ハイロウズ)

・月光陽光 (ザ・ハイロウズ)

・十四才 (ザ・ハイロウズ)

・モンシロチョウ (ザ・ハイロウズ)

・リンダ・リンダ (ザ・ブルーハーツ)

・世界のまん中 (ザ・ブルーハーツ)

・夕暮れ (ザ・ブルーハーツ)

・手紙 (ザ・ブルーハーツ)

・空席 (真島昌利)

・こんなもんじゃない (真島昌利)

 

※オフィシャルのYOUTUBE動画がないため、各々でご視聴お願いいたします。。。

 

これは想像のストーリーなどではない【 初恋の嵐 について】

7月7日、"初恋の嵐" というバンドの「ラスト・ワルツ」と銘打たれたライブに行きました。

 

詳しく話す前に、まずは "初恋の嵐" についてお話しする必要があるかと思います。

 

初恋の嵐は、2002年にメジャーデビューした3ピースのロックバンドです。もちろん日本のバンドです。

 

メンバーは、西山達郎 (Guitar, Vocal)、隅倉弘至(Bass)、鈴木正敏(Drums)。※敬称略

 

このうち西山達郎さんはこのバンドの中心で、作詞作曲もすべて担当しています。

どこか寂しげな歌詞は、未熟だけど洗練されていて、無骨だけど美しい、大真面目でぶっ飛んでる、まさしく唯一無二のものだと思います。

決して難しくないシンプルなメロディーは、つかみ所がなく、でも不思議な程印象的で、忘れ難いものばかり。

 

好きなバンド、ミュージシャンは数えきれないくらい沢山いますが、僕にとってこの初恋の嵐は、その中でも少し違ったバンドです。

 

その理由の一つは、もう西山達郎さんはこの世に存在しないから。

 

西山さんは、2002年の3月2日に、急性心不全の為逝去されました。享年25歳。

メジャーデビューに向けて、プリプロ、レコーディングなど、様々な準備をしているまっただ中であったと言います。

そのデモやプリプロの録音を使用し作り上げられた楽曲達は、同年7月にデビューシングル「真夏の夜の事」、8月にデビューアルバム「初恋に捧ぐ」にまとめられ、リリースされました。

 

その後、バンドは休止状態になりました。

 

しかし2011年、イベントへの出演をきっかけに、初恋の嵐としての活動が再開されます。

ゲストボーカルを迎える形で再開された初恋の嵐。当時親交のあったミュージシャンや、隅倉さん鈴木さんとお付き合いのある方など、様々な方々が西山達郎さんの書いた初恋の嵐の歌を歌いました。

 

そういうワケで、今まで初恋の嵐の活動が存続してきたのです。

 

 

そして、「ラスト・ワルツ」が開催されました。

このライブで再びバンドは活動休止になります。そもそも予期せぬ再開であった事と同時に、現在のスタイルでの初恋の嵐をやり尽くしてしまい、一度終わらせないといけないなと思ったからだそうです。

とてもよく分かります。でもやっぱり寂しいですね。初恋の嵐のライブが見れるっていうのは本当に幸せな事でした。そのラストは、何としてでも見なくてはと思いました。

 

総勢20名のゲストボーカルを迎え、殆どすべての楽曲が披露されました。

一人一人が、西山さん、そして初恋の嵐に想いを馳せ、それぞれの歌声で丁寧に歌われていました。それはそれはピースフルな空間でした。出演者もお客さんも、その場にいるすべての人が同じ目的でこの場にいるんだと、そんな風に思いました。

 

各ボーカリストの個性が光る中で感じたのは、初恋の嵐のバンドの音がしていると言う事です。当たり前なのかもしれませんが、それがとても嬉しかった。間違いなく初恋の嵐のライブだった。西山さんは自身の楽曲に自らの魂を込めたのだと感じました。

 

あっという間に駆け抜けた4時間。ラスト・ワルツと呼ぶに相応しい、静かで華々しいライブでした。本当に幸せでした。

僕がこのバンドを特別に思うもう一つの理由は、誰からも愛される人柄(歌柄?)みたいなものを感じるからかもしれません。

 

 

最後に。

このTSUTSUGYSTORMという名前も、初恋の嵐が由来です。

白いツツジ花言葉が「初恋」で、そこにStorm。というわけで、TSUTSUGYSTORMという名前にしました。まぁ、それくらい好きってことです。

 

 

では、また会える事、そして初恋の嵐というバンドに出逢い、これから出逢う沢山の人の事を願って。

TSUTSUGYSTORM

 


初恋の嵐 Untitled

 


初恋の嵐 - 真夏の夜の事