STORMY EVERYDAY

世界一美しい嵐の中で歌います。

時代は変わる【ボブ・ディランの話】

こんちわ。TSUTSUGYSTORMです!

 

今回はボブ・ディランの話。

 

僕の一番のルーツなんじゃないかなって思うんです。

曲に表れてるかどうかはわかりませんが。

 

最初の出会いは、高校生の時。ちょうど、ビートルズを聴いた時と同じタイミングです。やっぱりTSUTAYAで借りてきたんですけどね。

 

「Freewheelin' 」ってアルバムです。殆ど理解は出来ていなかったと思います。良いなーとも思ってなかったんじゃないかな。。。

理解はしてなかったけれど、学校の行き帰りとか本読みながらとか聴いてました。弾き語りのアルバムだし、英語だし、英語の曲の中でも何いってるかわかんない分類だったので、聞き流すのに最適だったんです。笑

 

で、僕が本格的にディランにのめり込んだのはもうちょっと後で、きっかけとしては近年の作品の良さが解ってからでした。「 Together Through Life ('09) 」というアルバムだったかなと。

 

”良さが解った”と言いましたが、良さというよりも”意図”とか”手法”といった言葉の方が正確かもしれません。アコギ一本とハーモニカで歌ってた時代も、エレキ抱えてバンドを従えてロックンロールをやっていた時代も、昔を懐かしんでルーツミュージックやスタンダードナンバーをカバーする今も、実は同じ何じゃないかなと漠然と考え出してから、ディランと言う人物に対する興味がぐっと高まりました。

それからというもの、手に入る音源は可能な限り手に入れ、関連書籍も貪るように読みました。そう、好きになったのではなく、のめり込んだのです。一人の音楽家としてはもちろん、一人の人間として興味深く思ったのです。それほど謎が多く、かつ魅力的な存在なのです。これは僕だけでなく多くのディランファンがそう思ってるんじゃないかなと思うのですが。。。ディラン研究家、と呼ばれる人物、言葉が上がる程ですからね。

 

来日公演も二回程拝見いたしました。

堂々と、全身で歌うその姿は、、、あんまりこういう表現をするのは好きではありませんが、神がかっていましたね。印象的だったのは、とても楽しそうに歌っている姿でした。本当に歌うのが好きなんだ、だからずっとツアーを続けているんだと、そう感じされる表情でした。

特別なセットが組まれるわけでもなく、ちょっと暗めのスポットが幾つかあるだけのステージに、帽子の影で見えにくくなっていながらもそこにいるのは間違いなくディラン本人で、そのディランが今目の前で歌っているというその状況が信じられず、今でも不思議な想い出です。二回とも。

 

 

そんなディラン。

昨年ノーベル文学賞を受賞して、再び世間の注目を浴びました。

タイミングはどうにも不可解ですが、彼の音楽(あえて音楽とします)がこのように目に見える形で評価されることは、その度に喜ばしいものがあります。

 

 

現在76歳。 生き続ける限り歌っていてほしいです。