" 動かない " という動き
僕ら人間や、犬、猫、象、ライオン、カマキリ、セミ、クモ、ミジンコ、ハト、カラス、クジラ、クマノミ、シラス、未だ見ぬ地球外生命体なんかは、それぞれの可動範囲内で自由に動き回る事が出来る。
でも、木々や花みたいな植物は、動けない。
動けないというと違うか。その場から離れる事が出来ない。
つまりは、立ち止まったままだ。
でも、それらはその場にいたままに、風を受け、雨にあたり、僕らの足下を見たり、僕らを上から見下ろしたりする事が出来る。
自分では動けなくても、その回りは常に動き変化している。
もしかすると、ずっと動き回っている僕らよりもずっと多くのものに遭遇しているかもしれない。ずっと多くのものに触れているかもしれない。
様々な逆境にたして、足を踏ん張ってきたのかもしれない。
立ち止まる事は、動いてるモノに対して立ち向かう事なのかもしれない。
深夜の独り言。