STORMY EVERYDAY

世界一美しい嵐の中で歌います。

けやき坂46(ひらがなけやき)に "俺" と歌わせた真意

今をときめくアイドルグループ、欅坂46
その中に、けやき坂46(通称 : ひらがなけやき)というグループが存在する。
そんなけやき坂46が歌った、 "それでも歩いてる" という楽曲が、最新シングルの中に収録されている。

作詞はもちろん、秋元康さん。作曲はさいとうくにあき さんという方。

この曲は昨今のアイドルの曲とは思えないような作りだ。
アコギのストロークで始まったかと思えば、そのまんま歌が始まり、なんと1番はずっとアコギ一本の伴奏なのだ。2番からようやくバンドサウンドが聴こえてくるが、ちょっと地味なくらい落ち着いたアレンジである。
メロディラインは、明らかに吉田拓郎さんを模倣したルーズな流れ。キチンと作り込まず、アドリブ感を重視してるような感じ。
70年代~のフォークシーンを生きてきた世代の方々は、これを聴いてハッとするのではないだろうか。

それだけでも十分アイドルソングとして異色なのだが、私が1番気になったのは、一人称が "俺" であることだ。

歌詞の内容からしても、"私" を用いても全然違和感はないし、響き的に違ったのであれば "僕" にも出来たと思う。
それでも秋元さんが "俺" と歌わせたのには、どんな理由、意味があるのだろうか。
こんなところで僕が紐解いたところで正解ではないので、それはやりませんが。

やっぱり秋元康という人物は、作詞家なんだなぁと思った。