遠く はなれている ずっと昔のうた 【甲本ヒロト & 真島昌利 の話】
前回は "初恋の嵐" というバンドのお話をさせていただきました。
急激にアクセス数も増えましたし(笑)、この勢いで僕が強く影響を受けたミュージシャンの方々を取り上げてお話してみようかなと思います。
というワケで今回は、甲本ヒロトさんと、真島昌利さんのお話です。
僕が彼らに出会ったのは、たまたまTVで見たザ・クロマニヨンズのパフォーマンス。
その時は「エイトビート」を歌っていました。
当時の僕は、知ってる音楽と言ったらヒットチャート+車の中でかかる音楽くらいで、彼らがブルーハーツのメンバーだという事さえもよく知らないチビでした。
でも出てきた瞬間呆然としてしまって、、、
ドラム、ベース、ギター、歌っ!!って超シンプル。なのにぶっ飛んでて何かよく分かんないけどカッコいい!!みたいな、感じた事の無い色んな感情やら感覚やらが交錯に交錯を重ねてしまい、しばらく何も出来なかった事を覚えています。
次の日父親にせがんでツタヤに直行しました。
そして彼らにのめり込んだ僕はクロマニヨンズを始め、ブルーハーツ、ハイロウズ、更にはマーシーのソロアルバムと、とにかく聴き漁りました。
クロマニヨンズのライブを始めてみたときは、登場からスゴい迫力で。
出てきた瞬間、全力のロックンロールだったんですね。音楽はもちろん、突き上げられた拳、ジャンプ、シャウト、汗。そのすべてがその瞬間のロックンロールを作っていました。音楽は音楽だけでは創れないんだと知りました。
耳をつんざく程の大音量であったにもかかわらず、どこまでも優しい想い出です。
そしてそれだけでは飽き足らず、雑誌のインタビューや昔のコメントなんかも熱心によむようになりました。
すると、彼らのインタビューには、必ずと言っていい程ミュージシャンの名前が出てきます。そのラインナップは洋楽、しかも'60中心のディスコグラフィ。 もちろん僕はそれらにも興味を持ちました。
その結果、僕はビートルズもまともに知らないままBuddy Hollyを知り、ローリング・ストーンズもまともに知らないままMuddy Watersを知ってしまいました。僕が深い深い音楽の宇宙へ足を踏み入れた瞬間です。
そう、つまり僕にとって彼らは、素晴らしいロックンロールをやる人であると同時に、僕にルーツ・ミュージックの魅力を教えてくれた人でもあるのです。彼らがいなければ知り得なかった音楽は沢山あると思います。
今では同年代でもトップレベルのレコードコレクター(自称)。
もちろん、彼らの音楽は今も僕のプレイリストに入っています。
〜個人的よく聴きました&よく聴いてますプレイリスト〜
・あさくらさんしょ (ザ・クロマニヨンズ)
・鉄カブト (ザ・クロマニヨンズ)
・青春 (ザ・ハイロウズ)
・いかすぜOK (ザ・ハイロウズ)
・月光陽光 (ザ・ハイロウズ)
・十四才 (ザ・ハイロウズ)
・モンシロチョウ (ザ・ハイロウズ)
・リンダ・リンダ (ザ・ブルーハーツ)
・世界のまん中 (ザ・ブルーハーツ)
・夕暮れ (ザ・ブルーハーツ)
・手紙 (ザ・ブルーハーツ)
・空席 (真島昌利)
・こんなもんじゃない (真島昌利)
※オフィシャルのYOUTUBE動画がないため、各々でご視聴お願いいたします。。。