カレーライスの夜、ブルーベリーの丘で。
またまた追悼のブログになってしまう。
不滅の男、不滅のロックンローラー、遠藤賢司さんが旅立たれた。
常に新しいことを追い、新しいことに挑戦されてきた。
エンケンさんの生み出す楽曲は、エンケンさんそのものだったと思う。
まさに身を削って音楽と向き合ってきたのだろう。
どんなにボロボロになっても休もうとはしなかった。それはもしかするとワガママで頑固なことなのかもしれないけど、止まるわけにはいかないのだ。音楽家にとって、曲を書く、歌う、演奏する、聴くことこそが、生きることなのだ。
常に新しいことに挑み続け脱皮を繰り返したエンケンさんは、最後に自らの身体を脱ぎ捨て、どこかへいってしまった。
ありがとうございました。いつか会いに行きます。
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時を同じくして、ファッツ・ドミノの訃報も入ってきた。
ブルーベリー・ヒルやAin't That A Shameは今でも頻繁に聴いている。
ブギウギから発展させる形でロックンロールの基礎を創り上げた彼の功績は、同じく今年亡くなったチャック・ベリーにも匹敵するであろうし、後世に伝えていくべき存在だ。
近年は来日しないどころか表舞台にも姿を現さずすっかり隠居状態だった。リトル・リチャードですらちょっと話題があったのに。それでも、不思議といつも近くに居るような気がしたんだ。居なくなったという事実は大きく、それ故に悲しい。